SONYのAPS-C機で広角ズームを選ぶなら、最初に決めたいのは10mmか11mmかです。
どちらもフルサイズ換算では超広角ですが、動画で使うパワーズーム、手持ち撮影を支えるOSS、暗所で頼れるF2.8まで見ると役割は分かれます。
この記事ではAPS-C専用の4本に絞り、風景、狭い室内、Vlog、夜景で迷いにくい順番を整理します。
SONY APS-C広角の候補
候補は、動画向けの純正PZ、レンズ内手ブレ補正付きの純正OSS、F2.8通しのSIGMAとTAMRONです。
SONYは10mmから決める

APS-Cの10mmはフルサイズ換算15mm相当、11mmは16.5mm相当です。
数字の差は1mmですが、壁際や車内のように後ろへ下がれない場所では、10mm始まりの余白が構図を作りやすくします。
ただし、広いほど自動的に優れているわけではありません。
画面の端へ人物を置くと形が伸びやすいため、風景や建築の全体を入れたいのか、人物を自然に残したいのかを先に決めてください。
SONY動画なら10-20mm

SONY E PZ 10-20mm F4 G
E PZ 10-20mm F4 Gは、Vlogやジンバル動画で画角を滑らかに変えたい人の第一候補です。
ズームしても鏡筒の長さが変わりにくく、約178gと軽いため、ジンバルのバランスを崩しにくいことが動画で効きます。
一方でOSSはないので、ボディ側の補正機能やジンバルを使わない手持ち撮影では、シャッタースピードと構え方まで考える必要があります。
SONY OSSなら10-18mm

SONY E 10-18mm F4 OSS
E 10-18mm F4 OSSは、ボディ内手ブレ補正のないα6400やZV-E10系で、レンズ側の補正を使いたい人の候補です。
止まった風景や室内を手持ちで撮るときはOSSが助けになりますが、歩き撮り動画の揺れや動く被写体のブレをすべて止めるものではありません。
パワーズームよりOSSを優先するのかが、新しい10-20mmとの分かれ目です。
SIGMA・TAMRONはF2.8

室内や夕方、夜景でシャッタースピードを確保したいなら、F2.8通しの2本が候補になります。
どちらもレンズ内手ブレ補正はありませんが、動く人物を撮る場面では、補正より明るさでシャッタースピードを上げられることが重要です。
SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN
SIGMA 10-18mm F2.8 DC DNは、10mmの広さとF2.8を軽い組み合わせで持ち出したい人に向きます。
11.6cmまで寄れる10mm側では、手前の被写体を大きく入れながら背景を広く残す構図も作れます。
夜景だけでなく、狭い室内で人物と背景を一緒に写したいときにも役割が明確です。
TAMRON 11-20mm F2.8 Di III-A RXD
TAMRON 11-20mm F2.8 Di III-A RXDは、広角端の1mmより、望遠側20mmまで使えることを優先したい人の候補です。
換算30mm相当まで使えるため、広い風景を撮ったあとに街の一部や人物へ少し寄る撮り方へつなげやすくなります。
SIGMAより重さは増えるので、10mmの広さと軽さを取るか、20mmまでのズーム域を取るかで決めると迷いません。
SONY APS-C広角まとめ

VlogやジンバルならPZ付きのSONY 10-20mm、ボディ内補正のない機種で静止画を撮るならOSS付きのSONY 10-18mmから考えると分かりやすいです。
暗い室内や夜景ならF2.8へ進み、10mmと軽さを取るならSIGMA、20mmまで使うならTAMRONという順番で絞れます。
広角端の1mmだけで決めず、撮影中に必要なのが動画機構、手ブレ補正、明るさ、望遠側のどれなのかを一つ選んでください。
