たとえば、出産を前にα7C IIと28-60mmを用意したなら。家で赤ちゃんを撮る準備はできても、「背景をもっとふわっとぼかしたい」は別の楽しみです。
買い足す前に決めたいのは、家で写したい範囲が入る焦点距離。手持ちを35mm・50mmに合わせて試すと、ぼけを足す一本が選びやすくなります。
SONY赤ちゃん撮影の候補
SONYキットで全身を試す
屋外と室内では、近い距離の撮りやすさが違うと感じたことがあります。数値上は寄れるレンズでも、家で撮りたい範囲が入るかは別の話。
まず、いつも撮れそうな場所を一つ。ベッドの脇やソファの前など、家具があっても無理なくカメラを構えられる位置です。部屋の広さより、その場所からどこまで下がれるかが効いてきます。

28-60mmを35mmに合わせ、次に同じ位置から50mmで見る。出産前なら、普段使う寝床や、抱っこする大人が入る範囲でも目安をつかめます。
50mmで入りきらず、下がる場所もなければ35mmが候補。50mmで欲しい範囲が入るなら、軽い50mmも選べます。
35mmでも足りなければ、手持ちの28mmなどで必要な広さを再確認。ここで35mmを無理に正解にしなくて大丈夫です。

キットで分かるのは、単焦点を選ぶための画角の目安です。F1.8のぼけやAF、どこまで寄れるかは、実際の候補レンズで試す部分。同じ大きさに写そうと撮影者が動けば、背景との関係も変わります。
背景を整えてぼけを試す
入る焦点距離が分かったら、キットで選べる最小のF値にして一枚。ぼけはF値だけでなく、被写体と背景の距離でも変わります。壁がすぐ後ろにある写真と、奥の家具が背景になる写真では、試せる余地も違う。
これで好みの写りになれば、キットを続ける理由になります。それでもぼけを増やしたいならF1.8へ。同じ焦点距離・位置・背景でF値を小さくできることが、買い足す意味です。

SONY35mm・50mmの比較
| 候補 | 選ぶ条件 |
| SONY FE 35mm F1.8 | 50mmでは親子が入りきらない |
| SONY FE 50mm F1.8 | 50mmで収まり、軽さも欲しい |
どちらもα7C IIで使えるフルサイズ用のFEレンズです。購入・試用時は、下の型番まで合わせると、別機種のE 35mm F1.8 OSSなどと取り違えずに済みます。
SONY FE 35mm F1.8:親子に
親子と周りの空間を入れたいときの候補。寄った細部も撮りたいなら、最短撮影距離の短さも選ぶ理由になります。
ただし、寄れることと全身が入ることは別。距離はカメラのセンサー面からの値で、レンズ先端からではありません。
SONY FE 50mm F1.8:軽さも重視
普段の位置で欲しい範囲が入るなら、35mmより約94g軽いこちらも候補です。キットから交換するとレンズの重さは約19g増。二本とも持ち出す場合は、50mmの約186gがそのまま荷物に加わります。
SONYの一本を家で試す
画角が決まっても、好きなぼけになるかが迷いとして残るなら、まず候補一本を試用。家のいつもの場所で、全身・親子・寄った写真を撮ると判断が進みます。
F1.8で親子の両方の目が鮮明になるとは限りません。二人を撮る場面では少し絞って、ぼけとピントの釣り合いも見る。明るいレンズを買っても、いつも開放で使う必要はありません。
日々の写真を残す一本と、特別なポーズを作るニューボーン写真は役割が違います。後者が欲しいなら、レンズ購入とは別に撮影を依頼する選択肢もあります。
まとめ|家で入る一本を選ぶ
50mmでは親子が入らず、35mmなら収まる家では35mm。50mmで収まるなら、軽さも含めて50mmを選べます。まず家で使える範囲を決めると、F1.8のために何を足すかがはっきりします。
背景を整えて満足できたら、今はキットを続ける。画角は合うけれどぼけに迷うなら一本を試用し、その写りを日常で繰り返し使いたいなら購入へ。記録できることと、好きな表現を足すことの両方を大事にして選べます。

図は関係を示す概念図で、同条件のぼけの実写比較や赤ちゃん撮影でのAFは未検証です。
仕様の参照:SONY公式のFE 35mm F1.8・FE 50mm F1.8、「ぼけ」の要素(2026年10月13日確認)。
