鳥を大きく写したい。でも、重いレンズを持って歩き続けられるかは気になる。OM SYSTEMの野鳥レンズは、届く距離と、持ち出せる重さを分けると選びやすくなります。
ここではOM-1 Mark IIで使う75-300mm IIと、100-400mmの初代・IIを比べます。公園や水辺で撮るときに、今の一本を続けるか、長いレンズを試すか。その判断に絞りました。
⚙︎ 先に決めるのは「遠さ」か「軽さ」
OMの野鳥レンズを比較
| レンズ | 35mm判換算の範囲 | 公称質量 | 先に見る点 |
| 75-300mm II | 150-600mm相当 | 423g | 歩いて探す軽さ |
| 100-400mm 初代 | 200-800mm相当 | 1,120g 三脚座除く | 800mm相当の画角 |
| 100-400mm II | 200-800mm相当 | 1,125g 三脚座・キャップ類・フード除く | シンクロ補正と対応機能 |
質量の付属品条件はそろっていません。75-300mm IIの仕様には除外条件の記載がなく、初代100-400mmは三脚座除く、IIは三脚座・キャップ類・フード除く。表は携行負担の目安とし、厳密な総重量差にはしないでください。
数値はOM SYSTEM公式の75-300mm II、100-400mm初代、100-400mm IIの仕様を参照しています。

OMの野鳥レンズの選び方
600mm相当から800mm相当へ伸びると、同じ場所から鳥を大きく写せます。ただし、鳥を探して追う範囲も狭くなります。長ければ扱いやすくなる、とは限らないところです。
止まった鳥が今の画角で十分な大きさに写り、散策を身軽に楽しみたいなら75-300mm IIを続けて構いません。遠さよりブレに困っている場合、100-400mmへ替えるだけでは解決しないこともあります。
OMの野鳥向け候補
OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
「野鳥も撮ってみたいけれど、大きな荷物にはしたくない」という入口に合う一本です。すでに持っているなら、まず今の撮影場所で600mm相当の画角が足りるか確かめる。足りているうちは、買い替えを急がなくて大丈夫です。
一方、暗い木陰で動く鳥は別の難しさがあります。長く写せることと、動きを止められることは別。画角が足りるかを確かめてから、明るさやシャッター速度の問題を考えます。
OMの100-400mmを選ぶ

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
75-300mm IIより遠い画角を使いたいときの候補です。IIへ替えても望遠端は400mmのままなので、初代を持っていて不満が遠さだけなら、IIへの交換では解決しません。
レンズだけで1kgを超えます。借りるなら、撮影できたかだけでなく、いつもの距離を歩いて持ち続けられたかまで確認したい一本。IIのシンクロ補正や連写条件を、そのまま初代に当てはめないでください。
OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II
100-400mmをこれから選び、OM-1 Mark IIとのシンクロ補正を使いたいならIIが候補になります。初代より遠くまで写る新型ではなく、同じ画角で機能を選ぶ一本です。
50コマ/秒のSH2を目的にする場合は、レンズのファームウェアVer.1.1以降が条件です。名称の「II」だけで判断せず、借りる個体の世代と更新状態を確認してください。
OMの補正と連写を確認
OM-1 Mark IIには鳥を対象にしたAI被写体認識AFがあります。これはボディの機能です。同じOM SYSTEMでも、すべてのボディが同じ鳥認識や連写機能を使えるわけではありません。
120コマ/秒はピント・露出が1コマ目で固定。飛ぶ鳥へピントを合わせ続ける条件と混同しないでください。100-400mm IIのSH2 50コマ/秒は、公式が示すレンズFW1.1以降の対応条件も合わせて確認します。
手ぶれ補正が抑えるのはカメラ側の揺れで、羽ばたく鳥そのものの動きではありません。また、100-400mm初代・IIの防滴は対応ボディとの組み合わせでIPX1。OM-1 Mark IIのボディがIP53でも、組み合わせ全体がIP53になるわけではありません。
OMを借りる前に
最初から望遠端だけで追わず、少し広い範囲で鳥を見つけてから大きく写す。その操作を自分の手で試しておくと、長いレンズが必要か、扱えるかの両方を判断できます。
まとめ:OMは遠さと軽さで選ぶ
歩くことが楽しみなら、軽い一本のままでいい。いつもの水辺で鳥が小さく、1kgを超えるレンズも持ち出せそうなら100-400mmを借りてみる。撮りたい鳥との距離と、歩く日の荷物をセットで考えると選びやすくなります。

この記事で紹介した機材
OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
レンタル料金・条件を見るOM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
レンタル料金・条件を見るOM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II
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