ロボット掃除機を買う前に、自宅で一度試してみたい。レンタルには吸引だけの機種から、水拭き・モップ洗浄まで任せられるドック付きの機種まであります。
先に見ておきたいのは、価格よりも「通れるか」「拭けるか」「手入れを続けられるか」の3つ。大きな台を置く場所がない家庭では、機能が多いほど得になるとは限りません。
この記事では、Anker EufyとiRobot Roombaの7機種を例に、清掃方式とドックの違い、短期と月額の選び分け、借りている間に確かめる順番をまとめました。本記事は実機使用レビューではなく、メーカー公式の仕様と、2026年9月28日時点のレンタル商品ページの表示をもとにした選び方です。
料金や在庫は日々変わります。最新の条件は各商品ページに掲載されています。
ロボット掃除機の選び方は床から

最初に決めたいのは、機種名ではなく床の状態。フローリング中心なのか、ラグやマットが多いのか、家具の下にどれだけすき間があるのかで、必要な清掃方式が変わってきます。
吸引のみか、水拭きもするか
ロボット掃除機は、ゴミを吸うだけの機種と、吸引に加えて水拭きもできる機種に分かれます。今回の7機種では、Anker Eufy Auto-Empty C10だけが吸引のみ。残りの6機種は、それぞれ違う方法で床拭きに対応しています。
水拭きができれば掃除の範囲は広がりますが、そのぶんモップやパッド、水の手入れが増えます。吸引だけで困らない床なら、あえて水拭きなしを選ぶのも合理的な判断です。
ラグやマットがある部屋で確かめたいこと
ラグの上で気になるのは、縁で止まらないか、毛足に絡まないか、水拭き中にラグをどう扱うか。こうした動きは機種や設定、ラグの厚みによって変わるため、仕様表だけでは判断しきれません。
自宅のラグで実際に走らせて確かめられるのが、レンタルならではの確認方法です。水拭きできる機種を借りるなら、ラグを避ける設定があるかどうかも、初期設定の段階で見ておくと安心です。
使い捨てシートと洗浄モップの違い
同じ「水拭き」でも、拭く仕組みと手入れの方法は機種ごとに違います。今回の7機種を並べると、床拭きの方式は次の3タイプ。
使い捨てシートは交換すれば済む反面、消耗品として補充し続けることになります。洗浄ドックはモップを洗う手間を減らせますが、水を扱うぶんドックまわりの管理が加わる点は頭に入れておきたいところです。
| 機種 | 清掃方式 | ドックの主な機能 | 本体の高さ・サイズ |
|---|---|---|---|
| Anker Eufy Auto-Empty C10 | 吸引のみ | 自動集塵 | 高さ約7.2cm |
| iRobot Roomba Mini AutoEmpty | 吸引と使い捨てウェットシートの床拭きを切替 | 自動集塵(モップ洗浄・乾燥なし) | 約24.5×24.5×9.2cm |
| iRobot Roomba 105 Combo | 吸引+着脱式パッドの水拭き | 基本の充電台は集塵・洗浄・乾燥なし | 本記事では未確認 |
| Anker Eufy Robot Vacuum Omni C28 | 吸引(最大15,000Pa)+ローラーモップ | 集塵・洗浄・約50℃温風乾燥(洗剤は別売で台のタンクへ手動投入) | 高さ約11.1cm(高さ12cm未満の場所へは進入しない仕様) |
| Anker Eufy Robot Vacuum Omni E25 | 吸引(最大20,000Pa)+ローラーモップ | 集塵・洗浄・乾燥・洗剤自動投入 | 高さ約11.1cm |
| Anker Eufy X10 Pro Omni | 吸引+回転モップ | 集塵・洗浄・45℃温風乾燥・本体への給水 | 高さ約11.4cm |
| iRobot Roomba Plus 515 Combo + AutoWash | 吸引+回転モップ | 集塵・75℃温水洗浄・45℃温風乾燥・本体への給水 | 高さ約8.4cm |
Ankerとルンバの自動集塵比較
自動集塵は、本体が集めたゴミをドックが吸い上げてためておく機能。本体のダストボックスを毎回空ける手間が減るので、ロボット掃除機を使い続けるときの手間に関わります。
小型で集塵したいならC10とMini
吸引だけで十分なら、Anker Eufy Auto-Empty C10が候補に入ります。水拭きはできませんが、自動集塵台が付属し、本体の高さはメーカー公表値で約7.2cm。
iRobot Roomba Mini AutoEmptyは、本体が約24.5×24.5×9.2cmの小型機です。吸引と使い捨てウェットシートの床拭きを切り替えて使い、AutoEmptyで集塵もこなします。ただし、ドックでモップを洗ったり乾かしたりする機能はありません。
どちらも本体は小さめですが、低いからといってすべての家具下に入れるとは限りません。脚の間隔や床の段差、コード類に加えて、集塵台の周りに必要なスペースも、実際に置いて確かめたいポイントです。
多機能ドックは置き場と給排水を先に見る
X10 Pro Omni、Omni E25、Omni C28、Roomba Plus 515 Combo + AutoWashの4機種は、集塵に加えてモップの洗浄と乾燥までドックが受け持ちます。X10 Pro Omniと515 Combo + AutoWashは、ドックから本体への給水にも対応。
任せられる手入れが増える一方で、ドックは水を扱う設備になります。給水や汚れた水の処理をどこまで自分で行うのか、置き場所の周りで水を扱いやすいかは、商品ページや付属の説明書で先に確かめておくのが確実です。
床に置いたときの大きさも見逃せない要素。リビングの隅や廊下など置きたい場所に収まるか、本体の出入りを邪魔する物がないかを見ておけば、届いてから慌てずに済みます。
Ankerの水拭きは手入れも比較
今回取り上げるAnker Eufyのうち、水拭きとドックでのモップ洗浄を備えるのはX10 Pro Omni、Omni E25、Omni C28の3機種。いずれも集塵・洗浄・乾燥まで対応していますが、モップの形式と洗剤の扱いに違いがあります。
X10 Pro Omniは回転モップと本体給水
X10 Pro Omniは、回転モップで床を拭くタイプ。ドックは集塵とモップ洗浄、45℃の温風乾燥に加えて、本体への給水まで担います。本体の高さは約11.4cmと公表されています。
E25とC28はローラーモップ、洗剤の扱いが分かれ目
両機種ともローラーモップを採用しています。主な違いは次のとおりです。
洗剤が付属するかは、機種の仕様とは別にレンタル商品ごとに異なります。洗剤を使って試したい場合は、その用意も付属品の有無で変わります。
ローラーと回転の相性は自宅で確かめる
ローラーモップと回転モップのどちらが自宅の床に合うかは、仕様表からは決めきれません。拭いたあとの床の状態、ドックで洗ったモップのにおいや乾き具合、部屋の隅での動きは、自宅で借りて確かめたい部分です。
ルンバをレンタルして確かめる
iRobotのRoombaは、今回の3機種でドックの役割がはっきり分かれています。充電だけの台、集塵する台、洗浄まで担う台。同じシリーズでも、手入れの量がかなり違います。
Roomba 105 Comboは基本台に集塵機能がない
Roomba 105 Comboは、吸引と着脱式パッドの水拭きに対応したモデルです。基本の充電台には集塵・洗浄・乾燥の機能がなく、ゴミ捨てやパッドの手入れは自分で行う前提になります。
AutoEmptyを組み合わせた構成もありますが、基本台とは別の構成です。レンタル商品の構成は、商品名と付属品欄で分かります。
Roomba Mini AutoEmptyは集塵するがモップ洗浄はしない
Roomba Mini AutoEmptyは、約24.5×24.5×9.2cmの小型本体とAutoEmptyの組み合わせ。床拭きは使い捨てのウェットシートで行い、吸引と切り替えて使います。
ゴミは台に任せられる一方、モップを洗ったり乾かしたりする機能はありません。「小型で床拭きもできる」と「モップの手入れが自動」は別の話なので、シート交換を手間に感じないかを試用中に確かめておきたいところです。
Roomba Plus 515 Combo + AutoWashは洗浄と乾燥まで台が担う
Roomba Plus 515 Combo + AutoWashは、回転モップで水拭きするモデル。ドックは集塵、75℃の温水によるモップ洗浄、45℃の温風乾燥、本体への給水まで受け持ちます。本体の高さは約8.4cmです。
手入れの多くを台に任せられる構成ですが、タンクまわりの手入れが不要になるとまでは公式情報から言い切れません。どこまでが自動で、何を自分で行うのかは、使い始める前に取扱説明書で確認しておきたい部分です。
レンタル期間の選び方

借り方は「短期」と「月額」。2026年9月28日時点のRentioでは、14泊15日で借りられる機材と、月額のみの機材がありました。
短期で試すなら、確かめる項目を決めておく
短期で試したいのは、次の4点です。
月額料金から短期料金は推測できません。短期の表示がなければ、貸出元への問い合わせが必要です。月額のみなら、最低利用期間と途中解約の条件が総額を左右します。
月額で借りるなら、契約条件を先に読む
月額は、暮らしの中でしばらく使う借り方です。2026年9月28日時点では、解約料が不要になるまでの期間が機種ごとに0か月・3か月・6か月などに分かれていました。
総額は、初月の割引価格と2か月目以降の通常料金を分けて計算します。初月の割引が翌月も続くとは限りません。
所有型の契約は、短期の試用とは分けて考える
RentioのE25とRenkauのE25には、24か月目で課金が終わる表示がありました。長期の所有を想定した契約なので、短期の試用とは目的が異なります。
2026年9月28日のCLASのE25商品ページには、13か月目からの割引表示がありました。送料・返送料・最低利用期間の詳細は、この記事では未確認です。
購入とレンタルの総額は、使う月数と契約条件をそろえると比べやすくなります。
同じ機種でも付属品と在庫は貸出元で違う
機種名が同じでも、貸出元によって付属品が異なることがあります。たとえばRentioのAnker Eufy Auto-Empty C10(T2292N11)はAccessory Kit付きの構成で、ほかの貸出元が同じ構成かどうかは確認できていません。
2026年9月28日時点では、BabylentaのC10とRentioのRoomba Mini AutoEmpty(白)が在庫切れでした。最新の在庫や予約可否は、申し込み時の商品ページで変わります。
買う前の確認手順

届いてから見る点を、5つにまとめました。実機の使用結果ではなく、一般的な確認の流れです。
まとめ:部屋と手入れに合う構成から選ぶ
選ぶ目安は、床との相性と手入れの量です。
掲載中の機種の料金と借り先は、ロボット掃除機のレンタル料金一覧にまとめています。この記事の機種には、一覧へ未掲載のものもあります。
試してみて、今の掃除機で十分だと感じたなら、それもひとつの答えです。
