海外旅行の通信、まず何を申し込むかで迷っていませんか。先に見るのは、今使っているスマホの契約です。行き先と使い方に合えば、追加のSIMもWi-Fi機器もいりません。
必要な電話番号、同行者の別行動、PCへの共有まで順に見れば、足すものが絞れます。後半では、iPhoneと既存のahamo回線で台湾へ行く場合を例に、到着後から帰国後までつなげます。
まずは今の回線で足りるか確認
⚙︎ 買う前に、この4点
たとえば、すでにahamoを使っていて台湾へ5日間行くなら、対象国と日数に加えて残量を確認するところから。使える条件がそろえば、旅行のためだけに契約を増やす理由はありません。
「5日だから大丈夫」とは決められません。動画を見たりPCで大きなファイルを送ったりする予定なら、その分も必要です。通話・SMSの料金は、データ通信と別に見ておきます。ahamoの海外データ通信条件と海外での電話・SMSで確認できます。
電話番号を残すかで選び方が変わる
- 地図・予約・連絡アプリに使うデータ通信
- 日本の電話番号で受ける電話やSMS
- 現地の電話番号が必要な予約や連絡
アプリで連絡できても、日本の番号への電話やSMSを受ける用途は別。データ専用の旅行SIMを選ぶなら、必要な番号をどの回線で残すかも決めます。日本の番号を残すだけで、すべてのSMS認証が成功するわけではありません。
| 入口 | 確認すること |
| 今の回線のローミング | 今の契約を渡航先で使えるか |
| 追加するeSIM | 端末の対応と、データ・番号の契約内容 |
| 差し替える物理SIM | 端末の適合と、元の番号を使う方法 |
| 携帯Wi-Fiからの接続 | 共有する人・機器と、離れる場面 |
この4つは、きれいな四択ではありません。eSIMと物理SIMはSIMの形、ローミングは契約回線の海外利用、Wi-Fiは機器からの接続方法です。たとえば、eSIMの回線を海外でローミング利用する組み合わせもあります。
SIMを追加する場合は、端末の購入地域・型番・SIMロック・契約先の対応案内をセットで照合。「iPhoneだから使える」で止めないこと。Appleの海外でのeSIM案内も手がかりになります。
別行動する人とPC共有を分ける

2人で旅行しても、買い物と観光で別れるなら各自の通信が必要です。共有元から離れた人は、同じスマホや携帯Wi-Fi1台を頼れません。一緒にいる時間の長さより、離れる場面があるかで考えると整理しやすくなります。
一方、同じ席のPCへスマホから共有するなら、確認したいのはテザリングの対応と共有枠。スマホ本体のデータ容量と、PCへ共有できる容量が別の契約もあります。「本体は無制限」だけでPCも無制限とは判断できません。
iPhoneのインターネット共有は機種・通信会社の条件も確認。契約による枠の違いは、Taiwan Mobileの旅行者向け案内にも見られます。機器を足す前に、それぞれの契約で足りるかを見る順番です。
出発前に通信なしの準備をしておく
- 住所・集合場所・連絡先をスマホと紙へ控える
- 予約先が求める正式な券を保存する
- 別の認証手段と連絡方法を用意する

スマホ内の保存は、圏外への備え。電池切れや紛失にも備えるなら、紙や別端末にも参照先が必要です。アカウントも携帯する1台だけへ集中させず、Appleの信頼できる電話番号やGoogleの別の認証手段など、自分のサービスの方法を出発前に確認しておきます。
保存地図だけで、すべての経路案内が使えるわけではありません。たとえばGoogleマップ(Android版)のオフライン案内では、徒歩・公共交通・自転車の経路は対象外。目的地の住所と集合場所も残しておくと、地図の機能に頼り切らずに済みます。予約のスクリーンショットも、正式な搭乗券・入場券の代わりになるかは別です。
翻訳は使う言語と機能を先に試す
- 自分のスマホで使うアプリを決める
- 同行者が別に使うなら渡す端末を決める
- 使う言語を取得して通信なしで試す
iOS 27の標準「翻訳」は、ダウンロードした言語なら文字入力・音声入力・対面会話をインターネットなしで使えます。たとえば日本語と英語を事前に取得し、機内モードかつWi-Fiオフで使いたい機能を試しておくと、現地で初めて操作する負担を減らせます。Appleの言語ダウンロード設定で準備できます。
内蔵SIMがある機器でも、オフライン対応とは限りません。重要な説明や同意が必要な場面では、担当機関の言語支援窓口へ確認する備えも持っておきます。
iPhoneとahamoで台湾へ行く場合
- 日本Apple販売のiPhone 16(A3286)・iOS 27
- 日常使いのahamoが1回線だけ有効
- 台北へ2026年11月10日から14日の5日間
日本の番号を残し、地図・予約・連絡にデータを使い、現地番号は不要という例です。公式の利用案内をもとにした設定例で、現地での接続試験ではありません。新しいSIMやWi-Fi機器は追加しません。
出発前に対象国・当月残量・通話とSMSの条件を確認します。ahamoには月間容量とは別に、海外で初めてデータを使った日本時間の日から15日を超える利用の制限もあります。2026年12月1日には条件変更の予告があるため、12月以降の旅行は最新案内を確認して準備してください。
到着後とつながらないとき
- 使う回線が日常のahamoのままか確認
- 「設定」→「モバイル通信」でモバイルデータ通信をオン
- 「通信のオプション」からデータローミングをオン
- Wi-Fiを切って簡単なWebページが開くか確認
オプションの表示名は機種・設定で異なります。つながらない場合は、次の順で切り分けます。
- ahamo回線・モバイルデータ通信・データローミングを再確認
- Appleの案内に沿って機内モードを約30秒オンにしてからオフ
- 時刻が違う場合は「一般」→「日付と時刻」の自動設定を確認
- Wi-Fiなどを確保してahamoの容量・日数条件を照合
⚙︎ 窓口の番号も、出発前に控える
データ不通でも音声発信が使えれば控えた番号へ、音声も使えなければ同意を得て借りられる同行者の電話や宿泊先の利用可能な電話が候補です。他社の電話にも無料条件が適用されるわけではなく、通信手段が一切ない場所では発信できません。
帰国後に戻すこと
- 日常のahamo回線とモバイルデータ通信を確認
- データローミングをオフへ戻す
- Wi-Fiを切って国内のデータ通信を確認
この例はSIMを入れ替えていないため、旅行用契約の解約やルーター返却はありません。別に旅行用eSIMを買った場合は、設定をオフにすることと契約の終了は別に確認します。
使い方を決めてから通信を手配しよう
- 今の契約で足りる条件を確かめる
- 離れる同行者と共有する機器を分けて考える
- 通信なしでも見られる控えを残す
いつものスマホで済むなら、それで十分。足りないのが容量なのか、番号なのか、別行動する人の回線なのかが分かれば、必要なものだけを足せます。申し込む前に、旅程と手持ちの契約を並べるところから始めてみてください。

