運動会に望遠を足したい。でも、長いレンズならどれでも撮りやすいわけではありません。近くの全身を残すか、遠い表情を大きく入れるかで、必要な範囲が変わります。
この記事は、FUJIFILM X-S20とXC15-45mmを持つ人向け。屋外の運動会でキットを続けるか、XF55-200mm・XF70-300mmを借りるかを、観覧位置と設定から選びます。
⚙︎ 観覧位置と構図から選ぶ
追加する望遠2本を比較
| レンズ | 35mm判換算・開放絞り・公称質量 |
| XF55-200mm | 84-305mm相当 F3.5-F4.8/約580g |
| XF70-300mm | 107-457mm相当 F4-F5.6/約580g |
公式のXF55-200mmとXF70-300mmは、どちらもレンズキャップ・フードを除いて約580g。軽さだけで55-200mmを選ぶ比較ではありません。所有するXC15-45mmは23-69mm相当なので、近くの全体用として残せます。

まず観覧位置と撮りたい構図を決める
プログラムで子どもの出番と走る場所を見て、撮影できるエリアからどの方向を狙うかを決めましょう。同じ運動会でも、手前のダンスと反対側のリレーでは欲しい構図が違います。
近くで全体が入ればよいなら、いまのXC15-45mmを続ける選択もあります。「何mまでならこの一本」と決めず、被写体の大きさと画面に残したい範囲で考えるほうが現実的です。
広い側を残すか、遠い側を足すか
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS
観覧場所に近い競技も、少し離れた競技も一本で追いたいときの候補です。同じ位置なら70mmより広く入る55mm側があるため、長い側だけで比べないのがポイント。
ただし、遠くのアップが主目的なら200mm端で欲しい大きさになるかを確かめたいところ。55mmでも近すぎて全身が入らない場面は、キットへ戻す前提で準備します。
XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
反対側を走る姿など、55-200mmの望遠端より大きく入れたいときに比べる一本です。遠い場面を優先するなら、まず300mm側で欲しい構図になるかを試してみましょう。
一方、広い側は70mmから。子どもが手前へ来る競技では窮屈になることもあります。近い場面はXC15-45mm、遠い場面は70-300mmと役割を分け、交換の時間を出番の前に取れるかも考えます。
X-S20の顔AFを先に試す

最初の設定案は、静止画のSモードで[フォーカスモード]をAF-C、[AFモード]をゾーンへ。Gフォーカス設定の[顔検出/瞳AF設定]で[顔検出ON]と[瞳AF AUTO]を選び、半押ししながら狙った子を画面に入れます。
複数の顔があるとカメラが自動で選ぶため、別の子へ枠が付いていないか確認しましょう。X-S20の説明書では顔検出ON時に被写体検出AFが自動OFFになります。鳥・動物の認識設定を重ねて使う手順ではなく、枠が付くだけで撮影成功が決まるわけでもありません。
走る前に構図とぶれを試写する
Sはシャッター速度を決め、絞りをカメラへ任せるモードです。初期の操作割り当てならフロントコマンドダイヤルで変更できます。1/1000秒は屋外で走る姿を試す出発点で、速さや向きによってはさらに調整が必要です。
暗く写るときは感度設定と明るさも見直しましょう。公式説明書では、Sで適正な明るさにならないと絞り値が赤表示になります。手ブレ補正があっても、走る子自身の動きは止められないので、競技前の試写で顔のピントと動きのぶれを確かめてください。
借りる前に持ち歩く一式を確認
望遠を付けたら、左手をレンズの下へ添えて支えます。支持機材を使いたい場合も、先に会場の使用可否を確認しましょう。重さが負担なら、撮りたい場面を絞ってキットを続ける選択も残せます。
顔AFの設定はX-S20に絞った案です。別のXボディではその説明書と対応情報を確認し、借りる機材のファームウェアは貸出元へ相談してください。ボディもこれから選ぶなら、FUJIFILMのカメラ系列を選ぶ記事から確認できます。
まとめ:望遠の長さより撮りたい範囲から
先に決めたいのは、撮りたい競技と構図です。必要な範囲が決まったら、レンズを付けた重さと顔AFを前日までに試す。当日に持つ一本を、その順番で選んでみてください。

この記事で紹介した機材
FUJIFILM XF 55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS
レンタル料金・条件を見るFUJIFILM XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
レンタル料金・条件を見る
