子どもの行事って、撮り直しができません。
だから「写真も動画も、どっちも完璧に残したい」と思いがちです。
でも現実は、距離が遠い、暗い、動きが速い、長い。
欲張るほどミスが増えるので、ぼくは先に“残し方の軸”を決めるのがおすすめだと思っています。
表情や一瞬をプリントまで残したいなら写真、声や動き、演目の流れを残したいなら動画が向いています。一人で撮るなら優先する媒体を1つに決め、二人なら写真担当と動画担当に分かれるのが後悔を減らす近道です。
写真と動画は残せるものが違う

写真と動画は、得意なものがまったく違います。どちらが上かではなく、あとで何を見返したいかで決めると迷いが減ります。
写真が向く人
写真の強みは、一瞬を止められること。表情や姿勢が決まった1枚は、プリントして飾ったり、フォトブックへまとめたりしやすいです。
動画が向く人
動画には、声と時間の流れが残ります。あとで再生すると、その場の空気まで戻ってくるのが写真にはない良さです。
実際に家族で見返して感じた違い

ぼくは写真が趣味なので、行事でもつい写真を撮りたくなっていました。ただ、あとで家族が笑ったり、子どもが喜んだりすることが多かったのは動画です。
そのため、ぼく自身はいま「まず動画で流れを確保して、写真は要所で拾う」ようにしています。これは全員の正解ではなく、家族で見返した経験から選んだ、ぼくの場合の残し方です。
行事別|写真向き・動画向きの目安

残したいものに加えて、行事の距離、明るさ、動きも判断材料になります。ここでは、ぼくが実際に撮って感じた違いを行事別に整理します。
運動会|表情なら写真、流れなら動画
ぼくが撮った子ども園の運動会は、距離が近い場面が多く、写真でも比較的撮りやすかったです。一方、小学校では子どもの足が速くなり、撮影距離も伸びました。
距離がある運動会は、機材と設定の影響が出やすい場面です。詳しくは運動会で走る子どもを撮る設定で確認できます。
発表会・卒園式|音と流れなら動画

歌、セリフ、演奏を最初から最後まで残したいなら、発表会や卒園式は動画が向いています。特別な役をしている瞬間、終了後の表情、家族写真は、写真でも残しておく価値があります。
三脚は会場が許可している場合だけ使い、指定位置や後方など、通路と周囲の視界を塞がない場所へ置きます。録画中も無人にせず、画角、録画状態、電池、空き容量を確認してください。
機材は発表会に向くカメラを会場や座席から選ぶ、撮影設定は暗い発表会会場でブレを防ぐカメラ設定、会場での配慮は三脚や撮影位置を含む行事撮影のマナーで詳しく解説しています。
七五三|写真を軸に残す
七五三は、着物姿や家族写真を1枚で残せる写真が軸になります。ぼくの場合は個人の写真館へメイン撮影をお願いしました。
ぼくはカメラマンさんの後ろから、親の目線でメイキングのようなスナップを撮る。プロの写真とは違う表情も残り、あとで見返すのが楽しい組み合わせでした。
写真か動画かを決める3ステップ

当日に迷わないため、残したいもの、撮影人数、外せない場面の順に決めていきます。
1. 残したいのは表情か、声と流れか
最初にこの軸を決めるだけで、撮影中に持ち替えて迷う時間を減らせます。
2. 一人で撮るか、二人で分担するか
一人で両方を完璧に撮るのは、かなり難しいです。担当を曖昧にしない方が、撮れていない時間を減らせます。
たとえば、一人で20分の演目を最初から最後まで動画で残したいとします。一台での写真同時記録は、機種や記録方式、録画モードなどで制限されるため、まず録画を止めずに写真も撮れるか、当日使う設定で取扱説明書を確認します。
確認後は、そのまま動画を回しながら写真を撮り、写真が保存されるか、録音された音に問題がないかまで確かめてください。
固定した動画機と手持ちカメラを一人で併用できるのは、複数台や三脚が会場で許可され、安全に置けて、写真を撮りながら録画状態も確認できる場合です。どれか一つでも満たせないなら、動画を止めて写真を撮るか、動画を優先するかを先に決めます。
写真が共有用なら、動画から静止画を切り出す方法も候補です。切り出した1枚を実際に使う大きさで見て、表情やブレを許容できるか確かめてください。
二人で分担できず両立条件も整わない場合は、園や学校の公式写真・動画で補うか、いちばん残したい媒体を一つに絞ります。
3. 絶対に残す3シーンを決める
行事撮影では、すべてを狙うほど焦りやすくなります。プログラムを見ながら、絶対に残したいシーンを3つだけ決めてください。
外せない場面が決まると、その前に電池や録画状態を確認でき、撮影中の焦りも減ります。
最後のチェック

そのうえで、一人なら優先する媒体を決め、両立できる条件がそろわなければ片方へ絞ります。二人なら担当を分け、最初に選んだ「残したいもの」を優先してください。
まとめ|残したいものから写真か動画を決める

声や演目の流れを残すなら動画、表情や一瞬をプリントまで残すなら写真です。一人で撮るときは優先する媒体を決め、二人なら写真担当と動画担当に分かれます。
ぼく自身は、家族で見返した経験から動画を軸にして、写真を要所で拾うようになりました。
ここでいう「動画を軸にして写真を要所で拾う」は、同じ一台で録画を止めずに写真も撮れるという意味ではありません。大切なのは、この方法を全員の正解にすることではなく、自分があとで見返したいものに合わせて決めることです。
行事に合わせてもう少し具体的に準備したい方は、次の記事も参考にしてください。
