SONY α7C IIとキットのFE28-60mmF4-5.6で、家の犬猫を撮っている方向けの記事です。単焦点を足すかどうかは、先にキットで家の画角を試してから決めます。写りへの不満が「画角」「ブレ」「ピント」のどれなのかを分けてから判断します。
対象はフルサイズのα7C IIです。APS-Cのαシリーズは同じ焦点距離でも写る範囲が変わるため、この記事の35mm・50mmをそのまま選ぶ対象には含めていません。
⚙︎ 買い足す前に試す順番
この記事で扱うレンズは次の3本です。
結論:次の一手は三つから選ぶ
- キットを使い続ける:今のズームで画角も写りも足りる。焦点距離を問わず、追加を見送る
- 35mmか50mmを一本試す:35mmか50mmの画角が合い、暗さへの余裕が足りない
- AFの条件を確認し直す:画角は合っているのに、ピントが別の場所に合う
眠る・座る時と、こちらへ歩く・遊ぶ時に分けて試すと判断しやすくなります。静かな場面で画角を決め、動く場面でブレとピントを確かめる順番です。
SONYキットで家の画角を試す

いつも撮る場所に立ち位置を決めます。そのままズームを28mm・35mm・50mmに合わせ、犬猫の目線に近い低い位置から、全身と顔をそれぞれ撮ってみてください。
- 28mm:部屋の様子ごと全身を入れやすい
- 35mm:全身が収まるか、背景がどこまで入るか
- 50mm:顔を大きく写せるか。全身なら下がる余地があるか
35mmでも全身が収まらないなら、50mmでは解決しません。50mmは同じ位置から、さらに狭い範囲しか写らないからです。この場合は35mmと50mmの二択で考えず、28mmのまま撮影位置や高さを見直しましょう。今回は単焦点の追加を見送るのが自然な判断です。
撮るたびに全身と顔を切り替えたいなら、ズームの便利さも残しておきたいところ。光や位置を変えてキットで欲しい写りになった場合も、追加を急ぐ必要はありません。
ブレとピント外れを分ける

写真を拡大し、図の三つの原因に照らします。
原因が重なる写真もあります。構え・速度・フォーカス枠は一つずつ変えて撮り直すと、効いた変更を確かめやすくなります。
明るさと動きに合わせて条件を変える
- 眠る・座る時:窓側など明るい位置で、動きが落ち着いている時に試す
- 歩く・遊ぶ時:シャッター速度を上げて被写体ブレを抑える
- 暗くなった時:ISO感度が上がり、ノイズが増えるのを受け入れる選択もある
F4-5.6のキットで光が足りなければ、速度を優先してISOの上昇を受け入れる選択も。明るさと動きが違うので、万能な設定値はありません。
ボディ内手ぶれ補正が抑えるのはカメラの揺れです。動く犬猫を止める機能ではありません。
FE 35mm・50mm F1.8から一本を選ぶ

- 35mm:同じ位置から50mmより広く写り、全身を入れやすい
- 50mm:顔を大きく写したいとき向け。全身なら下がる余地が必要
画角が合い、必要な速度とISOでの写りを両立しにくいなら、明るいF1.8が候補です。ただし、開放では目と鼻先の両方にピントが合うとは限りません。少し絞った写真とも比べます。
画角・持ちやすさ・ピント・写りを見比べましょう。犬猫に同じ動きを強制せず、比較できる場面を待ちます。
FE 35mm F1.8(SEL35F18F)
- フルサイズE用・開放F1.8
- 公称280g・最短撮影距離0.22m
- 同じ立ち位置なら50mmより広い
キットの35mmが合い、周囲も残したい方向けです。公式仕様では型番も確認できます。
APS-C用のE 35mm F1.8 OSS(SEL35F18)とは別のレンズです。型番末尾の「F」まで確認してください。
FE 50mm F1.8(SEL50F18F)
- フルサイズE用・開放F1.8
- 公称186g・最短撮影距離0.45m
- 全身を入れるなら下がる余地も確認
キットの50mmが合い、明るさを足したい方向け。同じ50mmなので、替えるだけで顔が大きく写るわけではありません。
全身なら35mmより下がる必要があります。部屋の奥行きは、キットの50mmで先に確認。FE 50mm F1.8の公式仕様はこちらです。
α7C IIの動物認識AFを確認する
- AF時の被写体認識:入
- 認識対象:動物
- フォーカスモード:動く場面はAF-C。止まっている場面は動きに合わせてAF-S/AF-C
- 右目/左目選択:認識対象が動物のときに、必要に応じて使う
通常の半押しは、設定エリアやその周辺の認識した動物に合わせ、未認識なら通常のAFを使います。瞳に枠が出なければ、狙う目へフォーカスエリアを合わせてみます。
姿勢・物陰・暗さで認識できない場合もあります。瞳の枠と撮影後の拡大画像を確認。明るいレンズだけでピント外れが直るとは限りません。
専用キーの「被写体認識AF」は画面全域を対象にし、未認識ではピントを合わせません。半押しとは別の動作です。詳細はα7C II公式の被写体認識ガイドで確認できます。
まとめ

次の撮影では、まずキットを35mmにして、いつもの位置から全身を一枚。下がらずに収まるかを確かめると、明るい一本を足す前に必要な画角が分かります。
撮るために追い回したり、無理に抱えたりせず、落ち着いて撮れる場面を待つことも大切です。屋外で走る犬は距離も速度も変わるので、この室内用の一本や設定をそのまま当てはめないでください。
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