オールドレンズの魅力を体験してみたいと思ったとき、手の届きやすさと写りの良さを兼ね備えた一本が「Voigtländer NOKTON 50mm F1.5 L39」です。
現在のVMマウント版とは異なるL39スクリューマウント仕様で、対応するアダプターを使えばMマウントのカメラにも装着できます。
今回は、購入から使い始めて感じた印象や外観・操作性、そしてフィルム作例を交えてレビューしていきます。
Voigtländer NOKTON 50mm F1.5 L39 の概要

| 焦点距離 | 50mm |
| 開放F値 | F1.5 |
| マウント | L39スクリュー |
| 最短撮影距離 | 90cm |
NOKTON 50mm F1.5 L39は、L39スクリューマウント仕様のレンズです。
昔は単に「Lマウント」と呼ばれていましたが、現在のライカLマウントとは別物。区別のために「L39マウント」や「スクリューマウント」と呼ばれることが多いです。
同じNOKTON 50mm F1.5でも、L39版とVMマウント版では装着方法が異なります。中古で探すときは、レンズ名だけでなくマウント表記まで確認が必要です。
価格

ぼくが今回手に入れたL39マウント版は、およそ32,000円でした。
これは購入時の価格で、中古品は状態や付属品によって金額が変わります。価格だけで決めず、レンズの曇りや絞り環・ピントリングの状態も確認したいところです。
ぼくはL39からMマウントへ変換するUrth製アダプターを使用しました。商品ページではM39表記でしたが、今回の組み合わせでは問題なく装着できています。
外観と操作性

見た目は一言で「かっこいい」。シルバー仕上げで、ボディに付けても単体でも存在感があります。個人的にはフードやフィルターなしでコンパクトに使うのが好みです。

ただしオールドレンズらしくゴーストは出やすい印象。安心して使うならフードを付けるのもありです。
絞り環のクリック感
特に気に入ったのが絞り環。カチカチと小気味よく動く感触で、回していて楽しいです。
ピントリングの重さ
ピントリングはやや重め。現代のMFレンズに比べると負荷を感じますが、レンジファインダーではその重さが微調整に役立ちます。ただ、Sonnarを使ったあとに触ると「軽い方が楽だな」と思うのも事実。
>>>操作感を動画でチェック
Konica HEXAR RF × NOKTON 50mm F1.5 の作例

HEXAR RFに装着して撮影しました。
Kodak ColorPlus 200




柔らかいトーンで、このレンズの雰囲気とよく合います。明るい屋外でもコントラストが強くなりすぎず、日常の場面を穏やかに残せました。
Kodak Portra 400

ColorPlusの淡さとは対照的に、Portraでは色の厚みを感じられました。同じレンズでもフィルムを替えると、人物や冬の光の見え方が変わるのも面白いところです。



まとめ

ぼくは約32,000円で手に入れ、写りにも操作感にも満足できました。これをきっかけに、L39やMマウントのオールドレンズにますます惹かれています。
一方で、最短撮影距離90cmと重めのピントリングは、現代のレンズと同じ感覚では使えません。この操作も含めて楽しめる人には、買ってよかったと思える一本です。中古で探す場合は、価格だけでなく状態とマウント表記をよく確認してください。
