Nikon Zのキットレンズを使っていて、「もう少し背景をぼかしたい」「もっと遠くの被写体を大きく撮りたい」と感じたら、2本目を考えるタイミングです。
最初に確認したいのは、手持ちのカメラがDX(APS-C)かFX(フルサイズ)か。同じ焦点距離でも写る範囲が変わるため、ボディと撮りたい場面の両方から選ぶと候補を絞りやすくなります。
この記事では、Nikon Zで使える6本を用途別に紹介します。Z50・Z fcなどのDX機と、Z5・Z6シリーズなどのFX機を使っている人向けです。
Nikon Zの2本目におすすめのレンズ6本
6本の違いを、対応するボディと使い方で整理しました。単焦点と望遠はキットレンズへ追加する候補、NIKKOR Z 24-120mm f/4 SはFX機の常用ズームを替えたい人向けです。
一覧から気になるレンズを選び、下の特徴で焦点距離、明るさ、重さを確認してください。購入価格は掲載時点の参考値です。販売店や時期によって変わります。
Nikon Zの2本目をシーン別に選ぶ
ここからは1本ずつ、どんな場面に向くのかを紹介します。DXとFXでは画角が変わるため、対応ボディの説明も一緒に確認してください。

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7:DXの日常と室内に
DX機でキットレンズより明るい日常用を足したいなら、扱いやすい候補です。35mm判換算36mm相当なので、室内や街歩きでも周囲の様子を残しやすい。
背景のボケ方は、F値だけでなく被写体との距離や背景までの距離でも変わります。FX用の40mmや50mmと同じ写り方になるわけではありません。
NIKKOR Z 40mm f/2:軽い日常スナップに
「単焦点が気になるけれど、持ち歩く負担は増やしたくない」という人に向いています。とにかく軽くて小さい。
ボディにつけっぱなしにしても気にならない重さなので、散歩やお出かけのときにカメラを持ち出すハードルが下がります。ぼくはこのレンズに替えてから、撮る枚数そのものが増えました。
FX機では日常スナップに使いやすい一方、DX機では60mm相当になり、室内では少し下がりにくいことがあります。フルサイズ機で軽さを優先して比べたい人は、Nikon Zの軽い日常用レンズ5本も参考になります。
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S:人物とボケを楽しむ
2本目で「ボケのある写真」に憧れているなら、有力な候補だと思っています。キットレンズより明るいF1.8を選べますが、ボケの大きさは撮影距離や背景との間隔でも変わります。
同じ被写体を撮っても、背景の見え方は変わります。FX機では自然な標準画角として使えますが、DX機では75mm相当まで狭くなるため、少し距離を取れる人物撮影向きです。
ズームできないので、自分が前後に動いて構図を決める必要があります。画質を優先して人物やテーブルフォトを撮りたい人に合うレンズです。
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR:運動会の望遠に

Z50・Z fc・Z30などのDX機で、運動会や発表会の「遠くて届かない」を補う望遠ズームです。グラウンドの反対側など、自分が被写体へ近づけない場面で役立ちます。

ただし、ダブルズームキットには同じレンズが含まれる場合があります。買い足す前に、手元のレンズ名を確認してください。
VRはカメラを構える手の揺れを抑える機能で、走る子どもの動きそのものを止める機能ではありません。動く被写体ではAF-Cを選び、被写体の速さに合わせてシャッタースピードも調整します。
暗い室内ではシャッタースピードを確保しにくいことがあるため、会場の明るさにも注意が必要です。
»Nikon Z50 ダブルズームキット レビュー|運動会で使ってわかった“ちょうどいい”カメラ
NIKKOR Z 24-120mm f/4 S:FXの常用ズーム交換に
「ボケより、まず使い勝手を広げたい」というFX機ユーザーには、この常用ズームが候補です。広角から中望遠まで1本で使えるため、旅行先で風景、スナップ、料理を撮り分けやすい。
これはキットレンズへ特徴の違う1本を追加する選択というより、普段使うズームを置き換える候補です。手持ちのキットレンズを残すか、交換の手間を減らすかで判断してください。
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8:花や小物へ近づく
「小さいものを大きく撮りたい」なら、このマイクロレンズが候補です。アクセサリー、料理、花を等倍で写すと、肉眼では気づかなかった質感まで写し込めます。
近接撮影ではピントの合う範囲が薄くなり、わずかな前後の動きも写りに影響します。手持ちで安定しないときは、カメラを支えたり三脚を使ったりすると撮りやすくなります。
Nikon Zの2本目を活かす撮影設定
レンズを替えたら、撮るものに合わせて設定も見直します。静止している被写体と動く被写体では、合うオートフォーカス設定が異なります。
背景をぼかしたいときは、Aモード(絞り優先)で絞りを開き、被写体へ近づきます。さらに被写体と背景の間隔を広げると、ボケを作りやすくなります。
ただし、絞りを開くほどピントの合う範囲は薄くなります。複数人を撮る場面やピントを外したくない場面では、少し絞って確認してください。
動く子どもやスポーツではAF-Cを選び、必要に応じてシャッタースピードを上げます。手ブレ補正があっても被写体ブレは防げないため、撮影後の拡大確認も大切です。
Nikon Zレンズと一緒に確認したいもの
2本目を追加すると、持ち運び方や交換する場所も変わります。レンズを保護できるケースや、必要に応じて三脚も検討してください。
借りられる機材と料金条件は、Nikon Zマウント機材のレンタル一覧で比較できます。画角や重さが気になるレンズは、購入前に手持ちのボディで確かめる方法もあります。
まとめ:Nikon Zの2本目はボディと困りごとで選ぶ
ぼくがカメラを本気で好きになったのは、2本目のレンズを買ってからでした。キットレンズとは違う画角や明るさを使えると、撮り方の選択肢が増えます。
DX機ならNIKKOR Z DX 24mm f/1.7やNIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR、FX機ならNIKKOR Z 40mm f/2やNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sが候補です。まずボディの形式を確認し、「暗さ・ボケ」「遠さ」「交換の手間」「近接撮影」のどれを解決したいか決めてください。
単焦点を足すか、ズームを替えるかから迷っている人は、キットレンズの次の選び方で違いを確認できます。
候補を1本に絞れないときは、レンタルで画角や重さを試すのもひとつの方法です。自分の撮影距離や持ち運び方に合うか確かめてから選ぶと、判断しやすくなります。
