SIGMAのレンズ名には、DC、DG、DN、Artといった記号が並びます。ただ、これらの記号だけでは、手持ちのカメラに付くかどうかは決まりません。
先に見るべきはボディのマウント。そのうえで同じマウント用の版を選び、DCかDGかで対応するセンサーサイズを確かめていきます。
SIGMAレンズはマウントから順に確認する
装着できるかを確かめるときは、レンズ名に加えてマウントまで照合します。
SIGMAには、同じレンズを複数のマウント向けに用意している製品があります。たとえばSIGMA公式サイトの「100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary」では、L、FUJIFILM X、SONY Eの3つの版が表示されています。名前が同じでも、別マウントの版は手持ちのボディ用ではありません。
確認は次の順番で進めると迷いにくくなります。
- カメラ本体のマウント名を、取扱説明書やメーカーの製品ページで確かめます。
- 候補のレンズの製品ページで、そのマウント用の版が用意されているかを見ます。
- 型番のDCかDGを見て、ボディのセンサーサイズと合っているかを確認します。
- AFや手ブレ補正など使いたい機能があれば、公式の対応表で組み合わせを調べます。
レンタルでも考え方は変わりません。注文時にマウント版を取り違えると、届いたレンズがボディに付かない誤注文になりかねないため、申し込み前の確認が欠かせません。

SIGMAのDC・DG・DNはセンサーと設計を示す
型番の記号は、SIGMA公式の解説では次のように整理されています。
| DC | APS-Cセンサー向けの画像範囲 |
| DG | フルサイズ(35mm判)向けの画像範囲 |
| DN | フランジバックの短いミラーレス向けの設計 |
DC・DG・DNは、どれもマウントを表す記号ではありません。DNはミラーレス向けの設計を示します。
「DG DN」は、フルサイズ向けの画像範囲を持つミラーレス用設計の意味。SONY E用かLマウント用かは、製品の対応マウント欄で別に確かめましょう。
センサーサイズとの関係も押さえておきましょう。DGの製品には、APS-C機のマウント向けの版もあります。先ほどの100-400mmにFUJIFILM X版があるのがその一例です。
反対にフルサイズ機でDCのレンズを使う場合、レンズの画像範囲はAPS-C向けのまま。ボディ側でどう扱われるかは、公式の対応表で事前に確認しておくと安心です。

SIGMAの3ラインは撮りたいものから選ぶ

SIGMAは現行レンズを3つのラインに分けています。SIGMA公式サイトによる各ラインの位置づけは、次のとおりです。
ライン名は、どんな撮影を想定したレンズかを知る手がかりになります。ただし、重さやAFの速さはライン名だけでは決まらないため、個々の製品ページで仕様を見比べるのが確実です。ラインもマウントや対応センサーを示す記号ではありません。まずマウント版とDC/DGで適合性を確かめ、その範囲で撮りたいものに合うラインや製品を探すと選びやすくなります。
SIGMAレンズの一覧はマウントで絞り込む
かりくらべのSIGMAレンズ一覧では、SONY E、Leica L、Canon RF、FUJIFILM X、Nikon Zのマウントで表示を絞り込めます。実際に候補を探すときは、次の順番がスムーズです。
- SIGMAのメーカー一覧を開き、手持ちのボディと同じマウントを選びます。
- ズーム・単焦点など、使いたいレンズの種類で候補を絞ります。
- 表示された製品名のDCとDGを見て、センサーサイズに合うものを残します。
- 残った候補の製品ページとSIGMA公式の対応表で、使いたい機能との組み合わせを確かめます。
- 料金や在庫は変わるため、申し込む時点の各ページの表示で比べます。
マウントで絞り込んだ段階では、APS-C向けとフルサイズ向けの製品がまだ混在しています。たとえばSONY Eで絞り込むと、DCとDGの両方の製品が表示されます。DC/DGの確認を飛ばさないことが、選び間違いを防ぐポイントです。
SONY EマウントのAPS-C標準ズームで迷っているなら、SIGMA 18-50mmとTAMRON 17-70mmの比較で、軽さ、50mmと70mmの画角差、手ブレ補正の条件を確認できます。
具体的な候補を見たいときは、SONY Eマウントの選び方、Canon RF-Sズームの比較、FUJIFILM Xのレンズ選びへ進めます。いずれもSIGMA以外のレンズを含むため、候補ごとに対応マウント版を確かめてください。
SIGMAレンズは同じ名前でも版を確かめて選ぶ
選ぶ順番は、ボディのマウント、レンズの同マウント版、DC/DGとセンサーサイズ、個別の機能です。DNやArtは設計や用途の手がかりで、マウントの判別には使えません。申し込む前には、SIGMA公式のカメラ・レンズ対応表で確認するのが確実です。
候補を探すときは、マウントで絞り込める一覧から始めると効率的です。
