TECHART TZM-02は、Nikon Zマウントのボディで、ライカMマウントレンズをAF(オートフォーカス)で使うためのアダプターです。
ぼくがNikon Z 6IIとMINOLTA M Rokkor 40mm F2で使った範囲では、手動レンズとは思えないほどテンポよくピントを合わせられました。
実は、このアダプターを試したくてNikon Z 6IIを手に入れたほど。1ヶ月半ほど使い込んで感じたことをまとめます。
⚙︎ この記事でわかること
TECHART TZM-02のスペックと進化したポイント

| レンズ互換性 | MマウントレンズをAF化 (すべてのレンズの装着を保証するものではありません) |
| AFモード | AF-S、AF-C 動画AF(AF-Fを含む) |
| AF機能 | 瞳AF、顔検出AF、被写体検出AF |
| 撮影距離 | 最短撮影距離を短縮 (アダプターが約4.5mm繰り出します) |
| Exifデータ | 設定した焦点距離(20種類)を記録 (焦点距離を変えたときは再設定が必要) |
| モーター | 4つの新しい駆動ユニットを採用 |
| デザイン | カメラケースに干渉しにくいリング状 |
| 構造 | 小型化しつつ高い剛性を確保 |
| 内面反射 | 内部の植毛加工によって光の乱反射を抑制 |
| アップデート | USB DOCK経由でファームウェアを更新 |
| 重量 | 155g |
合焦の速さと精度は、カメラ本体のAF性能やレンズの絞り値に左右されると公式に案内されています。
公式説明書の注意点は次の3つです。
前モデル「TZM-01」から大きく進化した3つのポイント
特にモーター部分の出っ張りがなくなり、見た目の違和感が消えたのは大きいですね。
他メーカーのレンズもAF化できる拡張性
全長は少し長くなりますが、手持ちのオールドレンズをAFで楽しめるのは面白い仕組みです。ぼく自身は、重ね付けを常用していません。
ぼくがNikon用のTECHART TZM-02を選んだ理由

MマウントをAF化できるアダプターはTECHARTとFotodioxが有名ですが、デザインの完成度でぼくはTECHART派でした。本当はFUJIFILMで使いたかったものの、当時は中判用しかなく、Fotodioxのデザインも好みに合わなかったんです。
長年FUJIFILM一筋だったぼくが、Nikonに「浮気」をした最大の理由はここにあります。
実際にTECHART TZM-02を使ってみた感想

1ヶ月半ほど使い込んで、全体的な使用感はとても好印象です。暗所のAFはイマイチですが、室内なら十分に実用範囲だと感じました。

コンパクトながら剛性が高く、手に持ったときの重厚感が心地よいです。下側の出っ張りがなくなり、カメラバッグへの収まりも良くなりました。
どんな人におすすめできる?

ぼくも他のオールドレンズは、マニュアルでストレスなく撮っています。完璧ではありませんが、その「揺らぎ」も含めて楽しむのが、このアダプターの醍醐味かもしれません。
中古のオールドレンズなら何本か買えてしまう値段なので、「本当にAFが必要か?」は一度立ち止まって考えても良いと思います。
レンズ選びの入口には、オールドレンズの購入先と状態確認をまとめています。
今回試したボディとレンズの組み合わせ

Nikon Z 6IIは決して巨大なボディではないので、小ぶりなMマウントレンズがよく似合います。
マウント径に対してレンズが少し小さく見える独特のアンバランスさも、個人的にはお気に入りなんです。
実写レビュー:MINOLTA M Rokkor 40mm F2で撮る日常

(虹色のゴーストが良い味を出してくれています)

(動いている被写体だと、咄嗟のピント合わせに少しコツが必要かもしれません)


(背景のざわついたボケ感も、オールドレンズらしくて素敵ですよね)

(静止している被写体なら、AFで難なく仕留められます)
ピントは概ねしっかり合っていると思います。「マニュアルでもいける」とは言ったものの、AFがあると撮影のテンポが格段に良くなりますね。
このときはNikonの操作に慣れておらず日の丸構図ばかりでしたが、そんな余裕のないときもAFが助けてくれました。
まとめ:Mマウントレンズを愛するすべての人へ

レンズ1本分のお値段はしますが、ぼくの組み合わせでは撮影のテンポが大きく上がり、それ以上の価値があると感じました。
「Mマウントレンズが好きすぎて、もっと出番を増やしたい!」という方の候補になるアダプターです。
組み合わせたボディの話は、Nikon Z 6IIの購入記に。貸出情報はPANDASTUDIOの商品ページで案内されています。
