ぼくがNikon Z 6IIを購入した当時の記録です。以前からNikonのフィルムカメラも愛用していて、Z 6IIではMマウントレンズのAF化を試したくなりました。
それまではFUJIFILM(富士フイルム)のカメラばかりを愛用してきましたが、当時は「もっと色々な機材に触れてみたい」という気持ちが強くなり、少しずつ手元の機材を整理していました。
今回は、数ある選択肢の中からNikonを選んだ理由と、MマウントレンズをAFで使って感じたことをまとめます。
ぼくがNikon Z 6IIを導入した3つの理由

Nikon Z 6IIを購入するにあたって、決め手となったポイントは大きく分けて3つあります。
Mマウントの銘玉をAF化する「TECHART TZM-02」への期待

最大の目的は、ライカなどで使われる「Mマウントレンズ」をAFで動かすためのマウントアダプター「TECHART TZM-02」を導入することでした。以前からこのアダプターの存在は知っていましたが、対応しているマウントが限られていたんですよね。
実は、旧モデルについては「AFの精度や速度がいまひとつ」というレビューも見かけていたので、導入をずっと躊躇していました。でも、TZM-02では進化が期待できたので、思い切って挑戦してみることにしたんです。
サイズ感もよりコンパクトになり、洗練されたデザインになったことも、ぼくの背中を強く押してくれました。
使い込んだ後の使用感は、TECHART TZM-02の1ヶ月使用レビューにまとめています。
購入を検討していた当時、ぼくが調べていたTECHARTのMマウントレンズ用AFアダプターは、次のマウント向けでした。TZM-02自体はNikon Zマウント用です。
ぼくが愛用しているFUJIFILMのXマウント(APS-C機)用も期待して待っていたのですが、そのときは選択肢を見つけられませんでした。そうしているうちに、うっかりNikonのシステムに手を出してしまったというわけです(笑)。
Nikonのカメラボディそのものの質感や操作性にも以前から興味があったので、ぼくにとってはちょうど良いタイミングだったのかもしれませんね。
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フルサイズ機がもたらしてくれる「心の余裕」

かつてLeica(ライカ)のM P Typ240を使っていた頃、APS-Cセンサーとフルサイズセンサーによる「写りの違い」を肌で感じていました。
センサーサイズが大きいフルサイズ機は、ボケの美しさや階調の豊かさにおいて、やはり独特の魅力があるんですよね。
ライカ自体は手放してしまいましたが、「フルサイズ機を1台持っている」という事実は、写真を撮る上での大きな安心感や心の余裕に繋がると感じていました。
だからこそ、FUJIFILMの機材を増やすのではなく、新しくフルサイズのシステムを構築したいという想いが募っていきました。
もちろん中判センサーのGFXシリーズも魅力的でしたが、レンズを含めたシステム全体の価格を考えると、趣味として楽しむには少しハードルが高すぎると感じたんです。そこで、スペックと価格のバランスが素晴らしいNikon Z 6IIが最良の選択肢となりました。
Z 6IIのポテンシャルを引き出すレンズとアダプター

今回の導入に合わせて、以下の2点を揃えました。
- TECHART TZM-02(M to Zマウントアダプター)
- NIKKOR Z 28mm f/2.8
最初はマウントアダプターだけでも良いかなと考えていたのですが、念のためにNikon純正のレンズも1本用意することにしました。せっかくNikonを使うなら、メーカーが意図した本来の性能や色表現もちゃんと体験しておきたいと思ったからです。
実際に両方を使ってみて、やはり「純正レンズも持っておいて正解だった」と確信しています。
TECHARTのアダプターを使った撮影も非常に楽しいのですが、AFの信頼性はやはり純正に一歩譲ります。また、28mmという広角域はスナップ撮影において非常に使いやすく、Nikonの懐の深さを感じさせてくれます。
軽快なスナップを実現する「NIKKOR Z 28mm f/2.8」


「NIKKOR Z 28mm f/2.8」は、小型で軽い広角単焦点レンズ。純正レンズでの撮影も試しておきたくて、Z 6IIと一緒に揃えました。
肝心の写りに関しては非常に満足していますが、正直なところ「所有欲」を満たしてくれるような質感ではありません。見た目の高級感よりも実用性を重視した、非常に合理的なレンズという印象ですね。

この時点では、まだ使い始めの印象です。写りには満足していましたが、これからさまざまな場面で試していきたいと感じていました。
至高の組み合わせ:TECHART TZM-02 × MINOLTA M ROKKOR 40mm f/2

ぼくがNikon Z 6IIを導入した一番の目的が、実はこの組み合わせです。もともとぼくは、大きくて重い撮影機材を持ち歩くのがそれほど得意ではありませんでした。
それなのに、Nikon Zシリーズのような無骨で頼もしいデザインのボディに惹かれてしまった。そんなぼくにとって、コンパクトなMINOLTAのレンズとスタイリッシュなTECHARTのアダプターの組み合わせは、まさに理想的な形でした。


どうですか、この佇まい。ボディの力強さとオールドレンズの繊細さが同居していて、本当にかっこいいですよね。TZM-02は、かつてのような「出っ張ったモーター部分」がなくなり、非常にスマートなフォルムへと進化しています。
購入当時は、「Z fcのような外観のフルサイズ機が出たら、飛びついてしまいそう」とも考えていました。オールドレンズには、クラシックな外観もきっと似合うはず。そんな見た目への期待もあったんです。
オールドレンズらしい、柔らかで幻想的なゴーストも楽しめます。最新のレンズでは消し去られてしまうこうした「癖」こそが、ぼくにとっては撮る楽しさそのものなんです。



実際にTZM-02を使ってみた印象ですが、日中の明るいシーンでは驚くほどスムーズにピントが合います。一方で、夜間や暗い室内ではAFが迷いやすく、一切認識しなくなってしまう場面もありました。
ですので、ファンクション(Fn)ボタンに「AFとMFの切り替え」を割り当てておくと、いざという時にスムーズに対応できて便利ですよ。ぼくも、この切り替えを使いながら撮影していました。
明るい場所と暗い場所でのAFの使い勝手は、TECHART TZM-02を1ヶ月使ったレビューで詳しく紹介しています。ぼくが試したZ 6IIとM ROKKOR 40mmの組み合わせでの記録です。
まとめ:Nikon Z 6IIは長く付き合える「最高の相棒」になりそう

使い始めの段階では、ボディもレンズも、その性能を十分に引き出せているとは言えませんでした。それでも、購入後の使用感はとても好印象。
やはり基本スペックが高いカメラを1台持っておくことは、撮影の幅を広げるだけでなく、撮り手としての大きな安心感に繋がりますね。
MマウントレンズをAFで使う楽しさと、純正28mmの扱いやすさ。その両方を試せたことが、ぼくにとってZ 6IIを選んでよかった理由になりました。
ほかのNikonボディも比べたい方は、Nikonミラーレスの用途別の選び方へ。組み合わせるレンズは、Nikon Zレンズの種類と用途から選ぶガイドで整理しています。
